福岡・添田町にあるJR九州バスの支店。何やら、黒い幕が掛けられた謎の車が並んでいる。いったい、どんな秘密が隠されているのか…。

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トンネルのなかにもあのキャラが

合図とともに幕が外れ、姿を現したのは、人気ゲーム『スーパーマリオ』のキャラクターが描かれた『BRTひこぼしライン』のバス、3台だ。

BRTひこぼしラインは、2017年の九州北部豪雨で甚大な被害を受けた日田彦山線(一部区間)の代替輸送機関として2023年に開業した添田町と大分・日田市を結ぶ地域の足。

子どもたちもラッピングのお手伝い
子どもたちもラッピングのお手伝い

この日の特別なバスの車内では、子どもたちが施したラッピングも楽しむことができる。運行開始を翌日に控えた12月13日、県外からも家族連れが訪れ約50人が乗車を体験した。

「あっ、あれは…、あっ、おったおった!」とトンネルのなかで子どもたちが指差す先には…。

イタズラ好きのオバケ、テレサの姿も描かれていて子どもたちは大はしゃぎ。

マリオの姿に誰もが興奮

さらに、停車する駅ではヨッシーなど、たくさんの人気キャラクターが待っていて、子どもも大人も楽しめる仕掛けばかりとなっている。

停車駅にもキャラクターが…
停車駅にもキャラクターが…

「え~もう、嬉しいのかたまり。楽しい」と話す子どもがいれば…。

「私たち大人も、ワクワクドキドキさせてもらえるような感じがして、気持ちが高ぶりました」と話す母親など、誰もが楽しそうだった。

このマリオデザインのバス3台は、2026年6月末まで運行される予定で、これから、西九州新幹線や九州新幹線の車両などにもラッピングされるという。

JR九州の担当者は「マリオと言えば『冒険』、マリオと一緒に九州中を冒険してほしい」と話していた。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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