今週末12月14日(日)、「2歳女王決定戦」阪神ジュベナイルフィリーズ・GⅠ(以下阪神JF)が行われる。
舞台は、桜花賞・GⅠと同じ阪神1600m。
2026年のクラシックを見据えて、大いなる可能性を秘めたニューヒロイン候補たちが2025年も顔を揃えた。
2025年は28年ぶりに重賞ウィナー不在で大混戦が予想される。
至高の領域へ アランカール(牝2)
中心となるのは、新馬戦から無傷連勝中のアランカール。
父エピファネイア、母オークス馬シンハライト、母の父ディープインパクトという良血馬で、
新馬戦を4馬身差で圧勝、前走野路菊Sでも3馬身半差の快勝。
圧倒的強さを見せ無敗で迎えるGⅠの舞台。
阪神芝1600mのコースは、前走と同じで適性も申し分ない。
アランカールの鞍上は、デビュー以来コンビを組む北村友一騎手(39)。
――前走を振り返って
北村友一騎手:
最後の直線は反応が良くて、いい脚を使ってくれた。強かった。
――意気込みを
北村友一騎手:
この馬の持ち味は瞬発力。十分能力を感じるし、将来性もある。いいレースをできるように頑張りたい。
スピードスター アルバンヌ(牝2)
対抗となるのは、国内外マイルGⅠ3勝アドマイヤマーズを父に持つアルバンヌ。
新馬戦は勝利こそ逃したが、続く未勝利戦とサフラン賞をメンバー最速(タイ含む)の上がりをマークし勝っている。
勢いそのままにGⅠも制するか。
マイル極めし タイセイボーグ(牝2)
マイルGⅠを2勝したインディチャンプを父に持つタイセイボーグも侮れない。
タイセイボーグもマイル重賞を2回経験し、ともに3着以内。
得意のマイルでGⅠタイトル獲得を目指す。
負けて強しの快速娘 スターアニス(牝2)
最後は、スターアニス。
新馬戦5着に敗れたが、2戦目の未勝利戦では7馬身差の圧勝。
レコード決着となった前走中京2歳S・GⅢでは、勝ち馬と同タイムの2着。
着実に力をつけGⅠに挑む。
重賞ウィナー不在の今回、この2着という結果が大きな意味を持つかもしれない。
母エピセアロームは、2011年の阪神JFで8着と惜敗している。
母の雪辱を果たし、2歳女王となるか。
注目の枠順は、以下の通り。
アランカールは2枠4番、アルバンヌは3枠6番、タイセイボーグは8枠17番、スターアニスは5枠9番となった。
第77回 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
阪神競馬場・芝1600m
1枠1番 アンへリータス(牝2・F.ジェル―)
1枠2番 レディーゴール(牝2・松若 風馬)
2枠3番 ミツカネベネラ(牝2・津村 明秀)
2枠4番 アランカール(牝2・北村 友一)
3枠5番 ギャラボーグ(牝2・川田 将雅)
3枠6番 アルバンヌ(牝2・坂井 瑠星)
4枠7番 マーゴットラヴミー(牝2・武 豊)
4枠8番 ヒズマスターピース(牝2・藤岡 佑介)
5枠9番 スターアニス(牝2・松山 弘平)
5枠10番 イヌボウノウタゴエ(牝2・酒井 学)
6枠11番 スウィートハピネス(牝2・高杉 吏麒)
6枠12番 メイプルハッピー(牝2・岩田 康誠)
7枠13番 フロムレイブン(牝2・吉村 誠之助)
7枠14番 スタニングレディ(牝2・和田 竜二)
7枠15番 ラスティングスノー(牝2・菱田 裕二)
8枠16番 ローズカリス(牝2・田口 貫太)
8枠17番 タイセイボーグ(牝2・西村 淳也)
8枠18番 ショウナンカリス(牝2・池添 謙一)
阪神ジュベナイルフィリーズは、午後3時40分に発走する。
みんなのKEIBA 阪神ジュベナイルフィリーズ・GⅠ
12月14日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html
