高知市のショッピングモールで南海トラフ地震に備えた避難訓練が行われました。
従業員：
「落ち着いてください、押さないでください、避難してください」
イオンモール高知は年2回、防災訓練を行っています。今回は約200人の従業員と2025年7月に連携協定を締結した高知大学の地域防災研究室も検証のため参加しました。
訓練は震度7の地震が発生し、大津波警報が発表された想定で実施。従業員は避難を呼びかけながら階段を使って客を安全に屋上へ誘導する訓練を行っていました。
従業員：
「自分ができる範囲で大きな声を立てて注意を引いて、皆さんに気付いていただいて従っていただいて、順序良く避難していただくということを念頭に置いて案内しております」
高知大学・地域防災研究室 藤岡正樹 教授：
「緊張感を持った訓練が行われているなといった印象がありました。災害に応じて的確な避難ができるかどうかということを訓練を通して、また、日頃の防災教育を通じてしっかり対応できるかどうかが大事」
建物が津波避難ビルとなっているイオンモール高知は、今後地域住民との合同訓練を実施したいとしています。
