千葉県白井市の自身が経営する会社の事務所に放火した罪に問われている男の初公判が千葉地方裁判所で開かれ、男は初公判で起訴内容を認めました。
田辺茂治被告(59)は9月、白井市根の自身が経営する解体会社の2階建て事務所に放火し全焼させ、近隣の山林に燃え移らせるなどした罪に問われています。
田辺被告は5日の初公判で、起訴内容に間違いがないか問われると「問題ありません」と話し、起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で田辺被告が事件前、従業員への給与未払いで税務調査が入る予定があったことを明かし、「火事で給与支払いを先延ばし税務調査に入れなくなると考え放火した」と指摘しました。
一方、弁護側は「通行人など不特定多数の人に炎や煙りによる危害が及ぶとは思っていなかった」などと主張しました。