最低気温1.2度と今シーズン一番の冷え込みとなった東京都心。
一方で、ホカホカだった場所が銀座にありました。
たくさんの女性客が訪れていたのはヨガスタジオ。
ここは通常のヨガではなくホットヨガ。
手元の温度計には35.2度と表示されています。
気温に加え、スタジオ内の湿度は70%に達していました。
CALDO GINZA9インストラクター・興野モモさん:
暖かい中でしっかり体を動かすので、血液やリンパの流れが良くなり、体の内側から温めてくれる。冷え性やむくみを改善したい人がすごく多い。
レッスンを受けていた人も「むくみとか冷え性があるので、その改善ができればいいなと思って」と話します。
冬本番を迎える中、東京都内のクリニックでは、冷え性に悩む人が急増していました。
院長:
手や足の冷えはどうですか?
患者:
冷えます、靴下はいて寝てます。
院長:
どこが一番冷たく感じますか?
患者:
手先ですね、やっぱり。夏でもクーラーにすごく弱くて。
院長:
あ~クーラーに弱い、それは末端冷え性ですね。
「末端冷え性」と診断されたのは70代の女性。
女性は「昔から、若いときからです。氷のように手が冷たい。娘はもっと冷たいです」と話します。
続いて、40代の女性も…。
患者:
朝起きてからすごく冷たくて。
院長:
足はいつも靴下をはいている感じ?
患者:
そうですね、二重三重。
院長:
あ!本当に冷たい。靴下の上から触った時点で冷たい。
「末端冷え性」とは、体は温かいのに手先や足先などの末端だけが冷える症状を指します。
気温が下がると動脈が十分に広がらず、手や足の先の毛細血管まで血液が流れにくくなるために引き起こされると考えられています。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
午前中、5人ほど声をかけたら4人は冷え性があるといっていて、いわば隠れ末端冷え性という人はたくさんいます。たかが指先と思わずに、その先に霜焼けになるとか、脱水や貧血の影響も受けやすくなる。
比較的女性の方が多いとされる末端冷え性。
対策としては、入浴で体を温めることはもちろん、運動により、筋肉量を保つことも重要だといいます。
そこで、冷え性の改善に効果があるというヨガの動き「女神のポーズ」を教えてもらいました。
まず、両足を少しずつ肩幅の2倍ほどまで広げます。
この時、つま先とひざが外を向くようにするのがポイントです。
CALDO GINZA9 ヨガ講師・yayoiさん:
息をゆっくり吸いながら、お尻をそーっと下ろしていく。このまま呼吸を2~5呼吸。次の吐く息でゆっくりと戻していきます。
このポーズを1日1回でも継続することで、冷え性の改善が期待できるということです。