最強寒波が襲来する中、4日もクマによる被害が相次いでいます。

現場は、長野・野沢温泉村。

除雪作業をしていた78歳の男性がクマに襲われたのです。

血を流して倒れていた男性を発見したのは観光客でした。

第一通報者の住民:
お客さんが外で雪かきしていたら「おじさんが襲われたから助けてくれ」「警察にいってくれ」って言われて。(被害男性の)意識はしっかりしていた。タオル持っていってすぐ止血した。顔と足が痛いって言ってました。(Q.血の量は?)トクトクまだ流れていました。

一方、富山市では午前2時半ごろ、新聞配達中だった70代の夫婦がクマに襲われけがをしました。

「ぎゃー」や「わー」といった悲鳴を聞いた住民が玄関の扉を開けると、男性に覆いかぶさっていたクマを発見。

とっさに素手で2回殴って追い払ったということです。

救助した男性:
玄関開けてはっきり聞こえたのは「クマ!クマ!」って言っていて、それで被害に遭ったんだなって理解してすぐに行きました。ここら辺一帯が血でした。非現実的ですよね。道路に人が倒れているの見たことないし、血もすごいし。

襲われた夫婦はいずれも命に別条はないということですが、体長1メートルほどの大きさというクマの行方は分かっていません。

さらに岩手・大船渡市では3日、福祉施設近くの林に成獣のクマ一頭が現れました。

4日朝になってもその場にとどまっていましたが、4日午前中に猟友会によって駆除されました。

雪の季節になっても相次ぐクマの出没と被害。

各地で警戒が続いています。

FNN
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