岩手県は、ツキノワグマの出没が後を絶たないことから、11月30日までを期限として発表していたクマに関する警報について、その期限を12月31日まで延長することを決めました。
岩手県では7月4日、県内全域を対象に「ツキノワグマの出没に関する警報」を発表し、県民に警戒を呼びかけてきました。
この警報は例年、11月30日までが期限とされていましたが、2025年は依然、出没が続いていることから、岩手県では警報の期限を12月31日まで延長することを決めました。
県によりますと、2025年度のクマの出没件数は、10月末時点で7608件に上っていて、すでに、過去最多だった2023年度全体の5877件を大きく上回っています。
また2025年度、県内で人身被害を受けた人は37人で、このうちの死者数5人は過去最多となっています。