日本保守党の百田代表は、自民党と日本維新の会が合意した衆議院の「小選挙区と比例代表を合わせて1割の議員定数削減」について、「削減理由が明確でない」などと疑問を呈した。
議員定数の削減自体は「議論を重ねていかなくてはいけない問題」と認めつつ、維新が当初は比例代表からのみ削減する考えを示していたにもかかわらず小選挙区からも削減する方針に変更したことから、百田氏は自民と維新が合意した削減方針を「熟成されたものではない」「そういうものに振り回されている高市さんも情けない」と批判した。
また、維新が議員定数削減を「身を切る改革」と位置づけていることについて「歳費削減の方が身を切る改革」と、自身の考えを披露した。
また、百田氏は自らが所属する参議院について、「存在価値がわからない」「衆議院の追認組織でしかない」とも述べ、議員定数削減で「参議院に関して一言も言わないのは不可解」「参議院をなくすべき」と主張した。
(フジテレビ政治部)