「何歳からでも輝ける」シニア世代がランウェイに挑戦
愛媛県松山市でシニア世代を対象としたファッションショーが開かれた。人生は何歳からでもチャレンジできる!生き生きと輝くステージに密着しました。
艶やかな衣装をなびかせながら、堂々のステップでランウェイを歩くのは65歳以上のシニア世代。
山本美枝子さん(74):
「最高の気持ちです。なんか癖になりそう」
(Q.ステップは何かのステップ?)
「思い付きのステップです。なんか動いていないとドキドキするから」
「ハピコレ」何歳になっても夢を追い、生き生きと輝き続けること
松山市で開かれたシニア向けのファッションショー「ハピコレ」。一番の目的は何歳になっても夢を追い、生き生きと輝き続けることで健康寿命を延ばすこと。
鵜久森美恵子さん(71):
「つけまつげ自体が普段つけたことないから、人が変わったみたい。別人みたい」
出場した65歳から84歳までの男女18人はプロのヘアメイクを受けて、自分の好きな衣装に身を包んだら、いざ、大勢の観客が見守るランウェイへ!
越智ひで子さん:
「心臓がドキドキする」
晴れの舞台に、登壇前は緊張していても…舞台に上がってしまえばそこはワクワクが止まらない、自分だけのステージだ!
越智ひで子さん:
「自分がワンマンショーするのはたまにはいいですね。思った。恥ずかしいって思っていたけどみんないい顔している。最高!」

夫婦の夢だったウェディングドレス姿も
どんな衣装で、どんな見せ方でランウェイに上がるかは人それぞれ。大好きなゴルフのユニフォームでパターを披露する人もいれば、20代の頃、憧れたアイビールックでステージを魅了する人も。そして…
橋本真由美さん(65)重敏さん(72)夫妻:
「結婚式をしていなかったので、ウエディングドレスを着てみたいなと思って。普通はね、この歳で着れないでしょ」
こちらの夫婦は夢だったウエディングドレスでランウェイだ。
橋本真由美さん:
「涙が出そう…とてもハッピーです!」
舞台に上がるととにかく皆、元気いっぱい。

登場する前に飲んできた人も
司会者:
「すごいですよ、八重ちゃんね、来た瞬間から飲んでます。何杯飲んでるの?」
酒井八重子さん:
「ワイン1本飲みました。んで日本酒2杯飲みました」
井関敏文さん(78):
「山の服でいいのかなって思ったんだけど、石鎚山に今年78で初めて登らせていただいた」
司会者:
「70歳で書道かな準師範に合格。半年後には師範資格取得!」
鵜久森美恵子さん(71):
「そうなんですよ、うれしい」

学生もすっかり虜に
このショーのもう1つの目的は世代間のギャップを越えて交流を図ることだが、人生の先輩たちの生き生きした姿に、お手伝いで来ていた学生もすっかり虜になっていた。
河原ビューティーモード専門学校の生徒たち:
「輝いとって元気はつらつとしとって、自分らより元気かもしれん」
「将来こうなりたいって思う」
「素敵よね」
ハピコレ・中川由妃江実行委員長:
「きょうこのステージを通して、生きること・楽しむこと・挑戦することの素晴らしさを、少しでも感じていただけたら幸いです」

人生何歳からでもスポットライトが当たるステージへ
人生何歳からでもスポットライトが当たるステージへ!実行委員会は来年もショーを開催する予定だ。
井関敏文さん:
「是非ともみなさん、今を大事にしていい人生を送ってください!楽しいことがあります。78歳頑張りまーす!」

