明治6年に焼失した異人館を外観復元した福井市のグリフィス記念館が、クリスマスの装飾で彩られています。
1日は近くの栄冠幼稚園の年長児9人が招かれ、クリスマスソングを披露した後、ツリーにオーナメントや願い事のカードを飾りました。
園児たちは「大きいのを付けたのが楽しかった」「(願い事は)紫の可愛い服がほしい」などと話していました。
グリフィスは、明治時代に福井藩の教師として英語や化学を教えた人物で、福井での滞在中に日本で初めてのクリスマスパーティーを開いたと言われています。
福井市文化振興課の森田大貴さんは「当時は靴下がなかったので、足袋を暖炉に飾ったといわれていて、それも再現している」と話します。
クリスマスの装飾は25日までで、期間中は演奏会やクリスマスグッズを作るワークショップなどが開かれます。