岩手県内の最低賃金が12月1日から時給1031円に引き上げられたことを周知しようと、労働団体が盛岡市で街頭キャンペーンを行いました。
盛岡駅前では1日朝、連合岩手のメンバーが道行く人にチラシが入ったポケットティッシュを配り、新たな最低賃金について周知しました。
県内の最低賃金は物価の上昇などを背景に1日から79円引き上げられ、初めて1000円を上回る1031円となりました。
最低賃金は例年10月下旬に引き上げられていましたが、2025年は企業の準備期間を考慮して、1カ月以上遅らせての引き上げとなっています。
連合岩手 伊藤裕一会長
「賃金の引き上げが実質賃金のプラスにつながっていくのではないかと、それを目標に引き続き取り組みを強化していきたい」
岩手労働局によりますと、2024年度に県内で監督指導を行った結果、9.4%の企業が最低賃金法に違反していたということで、連合岩手では今後も周知を図っていくとしています。