香港の大規模火災をめぐり、当局が民主派の元議員らを拘束したことが分かりました。
香港警察は11月30日夜、火災が起きた高層住宅内部の写真を公開しました。
この火災では、これまでに146人の死亡が確認され、約40人の安否がわかっていません。
現地メディアによりますと、香港当局は民主派の元区議の男性ら2人を「政府への憎悪をあおった」として新たに拘束しました。
現場近くでは当初、ボランティアの市民らが支援物資を配布していましたが、当局がこうした配給所を撤去させたということです。
香港では12月7日、民主派を事実上締め出した議会選挙が行われる予定で、火災をめぐる市民の不満が政府に向かうのを警戒している可能性があります。