中国の電気自動車最大手「BYD」は1日、新型SUV「SEALION 6」を発売した。
日本5車種目となるモデルは、初のプラグインハイブリッド車。
前輪駆動と四輪駆動の2タイプで、前輪駆動の価格は398万2000円(税込・希望小売価格)。
競合として三菱自動車の「アウトランダー」やトヨタ自動車の「RAV4」を挙げ、強みであるコスト競争力も維持した。
BYDは2008年にプラグインハイブリッド車を世界で初めて量産化していて、世界での累計販売台数は740万台を超える。
これまでに日本で4車種のEVを販売しているが、ガソリンも使うことができるプラグインハイブリッド車の導入で、EVの充電や航続距離などに不安を感じる顧客を獲得し、国内シェア拡大の足がかりにしたい狙い。
日本での販売を手がけるBYDオートジャパンの東福寺社長は「EVとプラグインハイブリッドによる新エネルギー車ビジネスで、日本でのビジネスをさらに本格的に加速していきたい」と述べた。