政府・自民党・日本維新の会は1日、高市政権発足後初の「政府与党連絡会議」を官邸で開き、高市首相が、経済対策の策定や外交など、政権発足後の取り組みへの手応えを強調したのに対し、維新の吉村代表は首相の取り組みを評価した上で、「大きな改革のためには、国民との約束を果たし、連立合意に書かれたことを進めることが重要だ」と述べ、議員定数削減の推進・実現の必要性を強調した。
会議で高市首相は「先週(11月)28日に補正予算案の概算閣議決定を行った。今後この補正予算案の今国会への提出を行い、早期の成立を期していきたい」と述べ、与党に対して引き続いての協力を要請した。
その上で、経済対策の策定、一連の首脳外交、「租税特別措置・補助金見直し担当室」の設置など政権発足後の取り組みに言及し、「強い経済、強い外交安全保障の実現に向けて、政権としては一定の方向性を出すことができたと思っている。今後とも、政府与党一丸となって政権運営を進めていきたい」と述べた。
維新の吉村代表は「本当に目まぐるしい動きだったが、自民党と日本維新の会が協力しながら、政権とともに日本の政治を前に進めることができていると思っている」と述べ、外交安全保障についても「前を向いて新しい方向性を示されていることを本当に心強く思っている」と高市首相を評価した。
その上で、「さらに進めていかなければならないのは、大きな改革をするためには国民との約束を果たすこと、そして連立合意で書かれたことをしっかりと進めていくことが重要だと思っている。とりわけ党首討論においては総理も発言されたが、議員定数削減について今こそ約束果たしましょうという非常に心強い発信もあった。我々もこれをぜひ進めていきたい」と強調した。