富山県内では用水路に転落して亡くなる人が後を絶たない中、雪のシーズンを前に転落事故を防ごうと用水の一斉点検が行われました。

点検が行われたのは富山市や射水市などの4カ所の農業用水で、このうち富山市八尾町の杉原地区の用水路では、県や警察、用水を管理する杉原土地改良区の担当者が危険な箇所がないか確認しました。

中では、警察官がガードレールとガードレールとの隙間に高齢者が入り込む可能性があるとしてロープを張るよう指導していました。

*杉原土地改良区 深山信幸理事長
「念には念を入れる」

県内では今年に入って用水路に転落する事故が6件発生していて、高齢者の事故が多くなっています。

特に雪のシーズンには雪で用水路の位置が分かりにくくなり、転落の危険性が高まるため、県は今月31日まで用水路転落事故防止強化期間として、各地の土地改良区に安全対策の強化を呼びかけています。

富山テレビ
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