東京・北区にある“マンモス団地”で、不法投棄されたとみられる大量のごみが歩道を占拠していた。最初の被害は2022年に確認され、日に日に増えているという。自治会では「火災や倒壊の危険性もある」と、都に防犯カメラの設置を要望する予定だ。

都営桐ヶ丘団地周辺で

道路脇にずらりと並ぶ、不法投棄されたとみられる大量のごみ。
被害が相次いでいるのは東京都内にある“マンモス団地”だ。

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近隣住民は「本当に不愉快、こんなに…。ごみ置き場になって、どんどん増えていく」と話す。

番組が向かったのは、東京・北区にある都営桐ヶ丘団地周辺。
テレビや扇風機などの家電をはじめ、大量のごみが歩道を占拠していた。

さらに、すぐ近くにある子供たちの遊び場の公園にも…。住民の憩いの場に異様な光景が広がっていた。

近隣住民からは「とても嫌、ここを通る時は…。みんなこの辺は近づかなくなった」「見ていて美しいものではない。子供たちが使う公園の隣でもあり、キレイになってほしい」などの話が聞かれた。

団地中央の商店街“シャッター通り”に

ごみはなぜ捨てられるようになったのか。

昭和30年代に入居が始まった桐ヶ丘団地。最盛期は約5000世帯が暮らしていた。

しかし、現在は全体の1割ほどが空き室となっている。

団地の商店街は多くの店がシャッターを閉め…
団地の商店街は多くの店がシャッターを閉め…

かつては欲しいものが何でもそろったという団地の中央にある商店街は、シャッターを閉めている店が多くあった。

店を続けていたおもちゃ店の店主にごみが増えた理由を聞くと、次のような答えが返ってきた。

おもちゃ店の店主:
人がいないので目が届かない。ごみが捨てやすいのかな。「ここは捨ててもいい」と常態化されてしまうのは困る。

住民によると、団地の住民が減少し監視の目が行き届かなくなり、何者かがごみを放置するようになったというのだ。

最初のごみは4年前…周囲に異臭も

ほぼ毎日現場で見張りをしているという桐ヶ丘団地西地区の自治会長は、日に日に増えるごみの量に困惑していた。

桐ヶ丘団地 西地区自治会・増田浩幸会長:
ランニングマシンみたいなものまである。相当な重量なので、ここまで持ってくるのは大変だったのでは。水槽もあるが割れている状態。以前見たときはキレイな状態だった。今は割れている状態で危ない。

自治会長が団地周辺で最初にごみを確認したのは今から4年前。
その時は、大量のごみが道路の両脇に広がり、周囲に異臭が漂っていたという。

東京都が一度は回収したというが、その後もごみの投棄はあとを絶たない。
さらに別の場所でも急増しているといい、フェンスで封鎖される事態になっている。

桐ヶ丘団地 西地区自治会・増田浩幸会長:
火災や倒壊の危険性もあるので、このままでは子供が近くに行って触る時もあるので、けがをしてしまわないか心配。

近くに住む人からは「こんな非常識なのは、見つけてその人に届けてあげたいぐらい。お金がかかる、物を捨てると。だからここに持ってきていい気になっている」と怒りの声が上がった。

自治会は東京都に対し、現場周辺に防犯カメラの設置を要望する予定だ。
(「イット!」 3月2日放送より)