北海道教育委員会は11月20日、制限速度をオーバーして車を運転した恵庭市や標茶町の高校教師2人と、信号無視で衝突事故を起こした教育委員会本庁の男性主事、事務処理を怠った道北教育局の男性主事をそれぞれ懲戒処分にしたと発表しました。
北海道教育委員会によりますと、恵庭市の高校に勤める62歳の男性教師は6月、自家用車で制限速度50キロの北斗市内の国道を、時速96キロで走行しました。標茶町の高校に勤める24歳の男性教師は7月、自家用車で制限速度60キロの日高町内の国道を、時速103キロで走行しました。
2人とも私用で「急いでいた」と話していて、それぞれ減給1か月の処分を受けました。
また、北海道教育委員会本庁の27歳の男性主事は5月、札幌市内で自家用車を運転中、信号機のある交差点で赤信号を無視し、時速50キロで進入。右からきた車に追突し、運転手に頸椎捻挫のケガを負わせました。
男性主事は「運転中に考え事をしていた」と話していて、減給1か月の処分になりました。
このほか、道北教育局の29歳の主事は2024年度に、学校の工事関係の複数の請求書の事務処理を怠りました。管理職からの聴取に対して「請求書が届いていない」などと虚偽の回答もしました。請求に対する遅延利息も発生し、道教委は減給1か月の処分としました。