小泉防衛相は20日、防衛省を表敬した日本維新の会の藤田共同代表らと会談し、自民・維新両党の連立合意文書に記された安全保障政策の実現を目指すことを確認した。
自民と維新は、「国家安全保障戦略」など安全保障関連の3文書の前倒し改定や、防衛装備移転の運用指針の「5類型」の撤廃などで合意している。
会談で藤田氏は、「連立合意書には安全保障について、我々が非常に強く実現したいという思いを持って書き込んでいる」と強調し、小泉防衛相に対して、「全面的に力を尽くし、心を合わせて支えていきたい」と述べた。
小泉防衛相も「連立合意書は、まさに公党間の合意であり、極めて重いものだと受け止めている」と応じ、「これからも緊密に意見交換しながら進められればと思う」と述べた。
合意文書には、「自衛官の階級・職種などの国際標準化」や「次世代の動力を活用したVLS(垂直発射システム)搭載潜水艦の保有」などについても明記されている。