今シーズン一番の寒気に覆われた11月19日の山陰地方。
強い冷え込みに山地は雪模様となり、中国地方最高峰の大山も純白の衣装をまといました。
田中祐一朗記者：
大山の桝水高原です。見渡す限りの銀世界です。（ゲレンデに）私の指を入れてみると、すっぽり埋まるほど積もっています。
19日朝の鳥取県伯耆町の桝水高原。前日から降っていた雪が積もり、山頂や山肌が真っ白に雪化粧。
大山からの絶景が望める「天空リフト」では、従業員が雪かきなどの対応に追われていました。
従業員：
Q.この時期の雪かきは？
なかなかないです。ちょっと汗ばんでいます。
大山は、今シーズン初めての積雪で最大7センチを記録しました。
山陰両県のアメダス地点で19日に積雪を記録したのは大山だけでしたが、各地で強い冷え込みとなり、山地の最低気温は日南町で1.9℃、吉賀2.1℃、津和野2.8℃などとなりました。
中村友香記者：
一方、米子市湊山公園の木々も冬の支度を始めています。ここ湊山公園では園内に植えられている樹齢360年以上のソテツに寒さや雪から木を守るこも巻きの作業が行われました。
米子市など平地でも朝の冷え込みが強く、最低気温が米子で5.7℃、鳥取5.1℃、松江5.8℃などと、いずれも今シーズン最も低くなりました。
米子市都市整備課・末次幸裕係長：
ソテツ自体が九州のほうに生えている植物です。こもを巻いた姿を見ますと冬が訪れたなという気持ちになります。
こうしてきれいに巻かれたコモは、春の足音が聞こえ始める2026年3月中ごろまで山陰の厳しい寒さから南国育ちのソテツを守ります。
