那覇市にある沖縄ホテルが国の登録有形文化財に指定されたことを受け、文化庁から記念のプレートが贈られました。
1941年、那覇市波之上に当時県内で唯一のホテルとして創業した沖縄ホテルは、その後那覇市大道に移転し、観光客や政府関係者の宿泊先として利用されるなど、戦後の観光業を支えてきました。
文化庁は2024年3月、建築当時の姿を残す「レンガ棟」や沖縄らしい景観を生み出す「瓦石垣」などを評価し、沖縄ホテルを国の登録有形文化財に登録しました。
それを記念して17日に文化庁から青銅製のプレートが贈られ、支配人の宮里公宜さんが感謝の言葉を述べました。
宮里公宜さん:
この授与を機に、登録有形文化財としての責任と誇りを胸に、これからも地域に愛され次の100年へとつながるホテルを目指して参ります
国の登録有形文化財となる建造物は沖縄県内で36カ所目で、戦後に建てられた建造物が登録されるのは「沖縄ホテル」が初めてです。