テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「紅葉」についてお伝えします。
13日の宮崎県内は、朝から雨の一日となりましたが、夜には回復に向かいました。これからシーズン本番を迎えるのが「紅葉」です。
紅葉の見頃を決める「紅葉スイッチ」とは?
「あす以降天気が回復するということなんですけれども、おすすめなのが“もみじ狩り”なんですよね」と古山予報士。

画面には、11日に撮影された五ヶ瀬町・白滝の映像が映し出されました。燃えるような真っ赤なモミジが滝の周りを彩り、スタジオからも感嘆の声が上がります。県内も長い夏が終わり、いよいよ本格的な紅葉シーズン。古山予報士によると、この紅葉には「紅葉スイッチ」というものがあるそうです。

葉が色づき始める目安は、最低気温が8℃以下になること。さらに、5~6℃以下になると、色づきは急速に進むのだそうです。

今後の気温予報を見ると、高千穂町やえびの市の山沿いでは、最低気温が8℃を下回る日が続き、17日の週には強い寒気が流れ込む影響で、氷点下になる日も予想されています。この冷え込みによって、県内の紅葉は一気に見頃のピークを迎えそうです。

13日時点の県内の紅葉情報によると、多くの名所で色づきが進み、見頃を迎えている場所もあるとのこと。
クイズ!「イロハモミジ」の名前の由来は?
ここで古山さんからアナウンサーへ、こんなクイズが出されました。

「イロハモミジですが、どうしてイロハという名前がつくかご存知ですか?」
突然の質問に、オカファーアナも少し考え込みます。「日光のイロハ坂に似てるから…?」 残念、不正解でした。
古山予報士:
実は、昔、子どもたちが葉の切れ込みを「イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、ト」って数えたからなんだそうですよ。
モミジの葉の先の尖った部分を、いろは歌になぞらえて数えていたのですね。何気なく見ているモミジにも、そんな素敵な名前の由来があったとは驚きです。
視聴者からは見立渓谷の絶景写真が!
続いて視聴者の“ななさん”が撮影した日之影町・見立渓谷の写真が紹介されました。

「結構色づき進んで綺麗ですよね」と古山予報士。写真では、エメラルドグリーンの川の流れと、赤や黄色に色づき始めた木々の美しいコントラストが切り取られています。
これから紅葉狩りの季節。色づきを決める気温の秘密や、モミジの名前の由来を知っていると、目の前の景色がより一層味わい深く感じられるかもしれませんね。
最後に古山さんは、「皆さん、この週末は紅葉を見に行コウヨウ(紅葉)!」と笑顔で締めくくりました。
(テレビ宮崎)
