クマの出没が相次ぐなか、岩手県内14の市のトップでつくる県市長会は11月11日にクマ対策への財政的な支援やハンターの育成などを県に要望しました。
11日は県市長会の会長である内舘茂盛岡市長ほか6人の市長が県庁を訪れ、佐々木淳副知事に要望書を手渡しました。
県市長会では10月27日にクマ出没への対策強化を県に要望していて、今回は新たに6つの項目を追加しました。
要望書には人の生活圏への出没防止の取り組みや、国など関係機関との連携強化、捕獲などによる個体数の管理強化などが盛り込まれています。
またハンターの確保や育成、クマ対策への財政的な支援や、風評被害の影響を受ける観光施設への支援拡充などを求めました。
要望を受け佐々木副知事は「県と市町村が一体となってクマ対策に取り組めるよう全力を尽くす」としています。
県市長会会長 内館茂盛岡市長
「県、国、自衛隊、警察も含めて力を合わせ市民の命を守っていきたいと思う」
県市長会では12日国に対しても要望書を提出する予定です。