宮城県内で“異様な光景”が撮影された。親グマとみられる先頭の1頭を先導に、黒い影が次々と田んぼを横切っていく。視聴者が撮影した映像には、少なくとも5~6頭、撮影者の証言では「10頭はいた」とされるクマのような動物が記録されていた。

映像が撮影されたのは、11月5日午後7時過ぎ。場所は宮城県の富谷市と大和町の境付近とされ、周辺には住宅や山林が混在している。

撮影者は、車を運転中に複数の黒い動物が田んぼの中を移動しているのを発見。安全な場所に停車し、スマートフォンでその様子を撮影した。動画は暗いため明るさを補正している。

撮影者:
「先頭に親グマがいて、その後ろに複数の子グマを引き連れていた。毎日この道を通っていて、クマの姿はこれまでも何度か見てきたが、こんなにも多くの個体を一度に目撃したのは初めて。10頭はいたと思う」

映像では、うごめく黒い影が列をなして移動する様子が確認でき、体格の差から子グマと親グマの組み合わせと見られる。現場付近は仙台北部道路のインターチェンジからも近く、通勤車両も多く行き交う地域。そばには住宅も点在している。

宮城県内では過去最多レベルのクマの目撃・出没が相次いでおり、“親子連れ”の目撃例も各地で報告されている。

仙台放送
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