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2025年1月から9月末までに、県内の自動車による人身事故は1787件発生していますが、このうち約3分の1にあたる587件が65歳以上のドライバーによる事故でした。
高齢者の交通事故をいかに防ぐかが課題となる中、11日は鹿児島市で、高齢者の交通安全に関する講習会が開かれ、参加者は車を運転する際の注意事項などを再確認しました。
鹿児島市の自動車学校で行われた交通安全講習会には、地域で交通安全に関わる活動などに取り組む49歳から89歳のドライバー33人が参加しました。
「座席の調節を。前後(の移動)はここです。自分の姿勢で合わせてください」
参加者は運転時の正しい姿勢を改めて確認すると―
受講者
「おー危ない!」
右折時に対向車の影から車や歩行者が飛び出すケースなどを想定しながら、指導員を乗せてコースを走行。
安全確認への意識を改めて高めていました。
このほか、柔軟性や瞬発力を測る身体能力の測定も行われ、参加者はそれぞれの体の状態を見直していました。
受講者(73)
「こういうところが危なそうだなと改めてきづいた。他の人たちの模範になるような運転を心がけたい」
受講者(70)
「高齢になってからヒヤッとする点が多い。忘れかけていたようなことを改めて教えてもらって勉強になった」
田上自動車学校・大地山陽技能検定員
「見落としやアクセルブレーキの踏み間違いが『きょうこそあるかも』という気持ちで運転してほしいと伝えている。家族の方に時間があるときに助手席に乗って、自分の親の運転はどうなのか客観的に見てくれる人は必要」