南薩の2つの蒸留所で、焼酎やウイスキーを飲みながら秋の1日を過ごすイベントがにぎやかに開かれました。

鹿児島県南さつま市加世田で開かれた「津貫蒸溜所祭り」。

本坊酒造が毎年、この時期に開いているもので、人気を集めたのは無料で焼酎が飲める振る舞い酒です。

お湯割りやロックはもちろん、焼酎の味や香りそのものを“生(き)”でたしなむ来場者の姿も多くみられました。

大阪から
「毎年ブラッシュアップされて、心温まるし、鹿児島の人の温かさに触れておいしいです。10杯くらいはいきたいです。」

このほかイベントでは…津貫蒸溜所で製造したウイスキーの販売が行われ、プロのバーテンダーによるハイボールやカクテルの販売には長い行列ができていました。

また、ライブ演奏などのステージイベントもあり、会場を訪れた人たちは酒と一緒に音楽も楽しみ、心地よいひとときを過ごしていました。

鹿児島市から
「オープンスペースで音楽聴きながら新しい酒飲むって最高ですね」

本坊酒造・本坊和人社長
「お酒を楽しむとういう観点でゆっくり過ごしていただけたら」

一方、津貫蒸溜所とシャトルバスで結ばれた枕崎市の「火の神蒸溜所」では初めてウイスキーのイベントが開かれました。

国産ウイスキーの人気の高まりを受けて、薩摩酒造はここで2023年からウイスキーの製造を始め、10月、ついに初めての商品を発売したばかりです。

訪れたウイスキーファンたちは、本土最南端の蒸溜所で誕生したウイスキーの味や香りを存分に楽しんでいました。

鹿児島市から
「さわやかですごく甘さも感じられて、もっとファンが増えてほしい」

薩摩酒造 洋酒事業本部・本坊直也本部長
「枕崎の地の熟成に向いたウイスキーとは何なのか。蒸溜所のメンバー、ブレンダーと一緒にその答えを探したい」

鹿児島テレビ
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