「ひろしま満点ママ!!」から気になる情報をお届けするコーナー。
今回のテーマは「片付け」。整理収納のプロにいろいろなテクニックを教えてもらいました。

(久保田 夏菜 リポーター)
今日はよろしくお願いします。
(Reset color 整理収納アドバイザー 藤田 聖子 さん)
お願いします。

今回お話を伺うのは整理収納アドバイザーの藤田さん。
その名の通り、整理収納のプロなのですが、実は…

(藤田さん)
私、元々、全くお片付けもお掃除もできませんでした…(涙)
(久保田リポーター)
(※約10年前の藤田さんの自宅の室内写真を見て…)おお!子供のいるお部屋…
(藤田さん)
うち、まさにこうだったのですよ(笑)。おもちゃもいつの間にかリビングに転がっている。服も掛ける。ちょうどいいところがあったらちょっと引っ掛けたくなりますよね。
(久保田リポーター)
なります!なります!
(藤田さん)
昔はこんな感じにしていました(笑)!
(久保田リポーター)
そこから整理収納アドバイザーさんに?
(藤田さん)
はい。

(久保田リポーター)
うわぁ!おしゃれなおうち!めちゃくちゃ,すっきりされていますね。
(藤田さん)
すっきりしていますか?
(久保田リポーター)
しかも、いろいろ飾っていらっしゃるものもあって、それで、何故こんなすっきりしているんですか?
(藤田さん)
ものが実は多いんですが、うまく整理収納で…。
(久保田リポーター)
へえ!
(藤田さん)
収められます!

藤田さんのテクニックはものがたくさんあっても実践できる「整理収納術」。
まずはリビングの収納を教えてもらいます!

(久保田リポーター)
これは、子供たちのものですよね。
(藤田さん)
はい。
(久保田リポーター)
じゃあ、子供服は普段は子供部屋にですか?
(藤田さん)
いえいえ、いろんなところに。
(久保田リポーター)
それは整理整頓、技としてってことですか?
(藤田さん)
そうですね。やっぱり帰ってきてからの動線や、使う場所とかっていう感じで配置は決めています。

藤田流お片付けは、家の間取りと家族の動線を考えてモノを配置すること。
というわけで、こどもたちが使うアイテムがどこに置かれているのか教えていただきました。
まずは、こどもの制服。
外から帰ってきたとき、カバンや上着ってついつい、ソファにかけてしまいますよね。

(藤田さん)
(子どもが帰宅してきて…)ただいま。ランドセル、(リビングにあるローテーブルに)ポン!
(久保田リポーター)
ランドセル、ここ?
(藤田さん)
はい。ランドセル、ポンって放って…。続いて、服抜いで、ここ(引っ掛けがあるつっぱりポール)に引っ掛ける。
(久保田リポーター)
ハンガーに掛けないんですか?
(藤田さん)
希望としては、ハンガーに掛けてもらいたかったのですけど、続かなかったので、もうここに…。
(久保田リポーター)
つっぱりポール!
(藤田さん)
はい。そして、導線もそこまで邪魔にならないので、大人のアウターも…。
(久保田リポーター)
大人も?
(藤田さん)
大人も掛けるようになりました。

続いては週1、2度しか使わない、絵の具道具や習字道具。
そして習い事のバッグに給食着です。

(久保田リポーター)
これは子供部屋?
(藤田さん)
いや、いや、いやですね。我が家(の収納場所)はこちらになります。

藤田さんが向かったのは玄関のそばです。

(久保田リポーター)
もう、(玄関に)そういう棚があるんだ。
(藤田さん)
そうなんです。ここは、玄関に近いっていうのがポイントで。皆さんね、やっぱり子供部屋に持っていったりするんですけど、あえてもう、(玄関に)固めておくと忘れ物がなくなる。

玄関先に作った棚にはハンカチやティッシュも置いてあります。
子ども達は出かける前に、ここで持ち物をチェック。
これなら忘れ物も減りそうですね。

そして、家族の下着を収めるのは浴室のそばにある収納ボックス。
ここにポイントがあるそうなのですが…。

(藤田さん)
人別に、ひと棚を…
(久保田リポーター)
人別に?
(藤田さん)
人別にしているので、普段はもう畳んでないです。ポイ、ポイという感じで。あと、中の管理は自分で。着られなくなったとか、そういうのも、自分で判断してくれています。

家族が増えれば、管理が大変になるのが、プリント類。
整理収納のプロ、藤田さんのテクニックは?

(藤田さん)
うちは、キッチンの横のパントリーに置いています。プリント関係とか書類をまとめてます。

たまった書類は、人別や用途別にファイリング。
ここにラベリングをしておくと、見返すのも簡単です。
そして、忙しいときに助かるのがこちらのコーナー。
見ていないものと、手続きが必要なものを区分けしさらには、ゆっくり読みたいものを入れる棚を作ったことで書類を探すストレスから解放されたそうです。

(藤田さん)
私が、ここ(悩むモノBOX)に、悩むものという感じで。子供もいるのかいらないのか、わからない。
(久保田リポーター)
ある、ある、ある、ある!(このような小物は)作ったはいいけど、どう飾っていいかわからない
(藤田さん)
ちょっと悩んだものは一旦ここ(悩むモノBOX)に集めて、ここがいっぱいになったら、処分するか、もう一回入れておくっていう感じに…。
(久保田リポーター)
すごい!いっぱいになったら「パンパンだね」っていうのを子供がわかって、ちゃんと整理しようねっていうタイミングにもなりますね!

この「ボックステクニック」はこども達だけでなく、藤田さんご自身も大いに役立っているそうです

(藤田さん)
この(リビングテーブルの中の)ボックスの中が、生活の中でよく動くもの。目薬、リップ、綿棒…。
(久保田リポーター)
え、絆創膏?
(藤田さん)
ちょっとした傷の時とかに使えるように絆創膏。なんか紙で切ってしまったなど、いろいろあるんで、あると便利っていうのでここになっています。
(久保田リポーター)
そして、これですよ!歯磨き粉がここですかぁ?
(藤田さん)
はい。うちは、ここ(リビング)で仕上げ磨きをするので、わざわざあっち(洗面所)まで取りに行くのが面倒なので。うちのあの導線は、このような感じになっていて…。
(久保田リポーター)
ライフスタイルとか、生活に合わせた配置があるんですね。

家族の成長が感じられる作品は部屋の一角に作ったアートコーナーに展示。
並べる場所にはしっかり並べる!これも大事なテクニックのひとつです。

整理収納テクニックを身に着けたことで「片づけられない生活」から毎日の暮らしが変化した藤田さん。
同じ思いを持つ人に、少しでもアドバイスができればと自宅でセミナーを開いたり、小学校で整理整頓の講師もしているそうです。

(久保田リポーター)
最初はご自身が余裕のない自分に気づいて、心が変わるっていうところに惹かれて、この世界に踏み込まれたじゃないですか。ご自身の心も変わりました?
(藤田さん)
そうですね。やっぱり心にゆとりもできて、時間もできたので、自分の好きなことをしたり、新しい勉強を始めてみたりとか、そういう時間を逆に作れるようになりました。
(久保田リポーター)
いいことばっかりですね!
(藤田さん)
そうですね!

テレビ新広島
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