広島県知事選挙は、無所属・新人の横田美香氏が初当選を果たしました。
TSSの調査の結果です。
県内の有権者300人に新たな知事に期待することを聞きました。
「経済・産業の活性化」が最も多く、「人口減少・若者流出」対策が続きます。
それぞれ、どのように取り組むのか横田美香氏に聞きました。
【横田美香氏】
「それぞれ取り組んでいきたいですが、私がやりたい政策、対策の中でも、若者の転出超過、これは広島が今、直面する大きな課題ですので、これはまずしっかりと取り組んでまいりたいと思います。そのための対策の第一がやはり経済の活性化、産業をしっかりと育てていき、新しい産業を呼び込んで、いろんな人たちが集まって交流していくことによって、また新しいイノベーションが生まれていく。こういった好循環を作っていく。そして、働きやすさでありますとか、働く場所の魅力の向上、これも取り組んでいかなければいけないと思います。さらに言えばやっぱり楽しみも必要ですので、コンサートだとか音楽、そういったことも含めて、やはり大きな都市ですから、文化的な発信というものも、しっかりとやって引き付けていきたいと思います」
<スタジオ>
【加藤キャスター】
まず産業の振興というところで、新しい産業というのは様々な選択肢があるかと思います。半導体だとかITとか、いろいろあると思いますけれども、今、横田さんが頭の中で思い描いているものというのはどのようなものがあるんでしょうか?
【横田美香氏】
「やはり半導体もそうですけれども、今、情報産業だとか。あとはAIとか、DX関係、やっぱりそこが中心になるかなと思うんですけれども、それだけでいいわけではないんですが、やはり既存のモノ作り産業、このモノ作り産業で、新しいイノベーションを起こしていくということも、とても大事だと思います。いろんな産業が集まるとそこにまた第3次産業が生まれてくるということもありますので、様々な産業を集めていくということが大事かなと」
ーー 選挙戦では特に1次産業への言及が多かったかなと思いますが、こういったところの課題っていうのはどうなんでしょう。設備投資なのかそれとも技術革新への投資なのか、それとも人材の保護だとか、それから補助なのか、こういったところはどのように考えていますか。
【横田美香氏】
「いろんな対策をしていかなければいけないと思います。まずは人口がやはり農村部で少なくなっているという現実はありますので、少ない人数でもしっかりと農地を維持していくことができるようにするためには、農地の集約化というのが必要です。農地を集約して水路整備をしてということになるとやっぱりハード的な整備なども大事だと思います。そこに新しい人を入れていかなければいけないので、新しい人が入ったときに、地域ごとで違ういろんな農業の技術的なもの、これを地域でしっかりと支えていく仕組みも必要です。さらに言えば気候変動、大変激しいですけれども、新しい技術だとか対策、これは県で技術開発研究をしている面がかなりありますので、そういった対策をちゃんと着実に進めていくことかなと思います」
-ー ありがとうございました。ここまで、県知事選挙に初当選を果たした横田美香さんに抱負を伺いました。