広島県知事選挙で当選を果たした横田美香さんに話を聞きました。

ーー湯崎知事の事実上の後継者として、ご自身も湯崎県政の政策を継続させたいと訴えていました。湯崎県政の何を引き継いでいきたいと思っていらっしゃいますか?

【横田美香氏】
「湯崎県政16年の中で、新しい取り組み、新しい挑戦を様々されてきております。挙げていけば、きりがないんですが、産業政策だとか働き方改革とか平和行政とか。いろいろありますけれども、まずはいろんなこと、新しいことにチャレンジする。その精神は引き継いでいきたいと思います」

ーー実際に半年間、副知事として広島の課題というのもご覧になってきたと思いますが。横田さんの独自色、横田さんならではの政策は・・・

【横田美香氏】
「一つは、たくさんの案件がまだ仕掛かっている状態、解決までにいろいろと検討しなければいけないものがたくさんございますので、そういったことについては私のこれまでの経験でありますとか、この選挙戦の中でも様々なお声を聞きましたので、そういったことも踏まえて、しっかりと自分の感覚で進めている。もう一つは、やはり私、農林水産業、農林水産省で30年間働いてまいりましたし、人事制度だとか、そういったちょっと湯崎さんとは違う経験も積んでまいりました。世の中も変わっておりますので、女性活躍も含めてですけれども、様々なこれまでいろいろ考えてきたこと、これもしっかりと発揮して、新しい広島県への挑戦を私自身もしていきたい」

ーー県内を回って感じた課題があれば教えてください。

【横田美香氏】
「感じたのはどこの地域に行ってもちゃんと田んぼがあって、神社があって、そういう日本の原風景があるんですけれども、実は一番気になったのが、柿ですよね。家に柿の木があるんですね。多くの柿の木があるんですけれども、それが今年は多分たくさんなる年だと思うんですが、実がたわわのままで誰も取られていないと、これはやはり高齢化だとか、人口減少でなかなか手入れが行き届かないということなのかなと想像します。今、クマの被害などの鳥獣害がありますけれども、そういったことも心配だなと思いながら広島の風景を見ました」

横田氏は、
1・農林水産業の生産力を強化し、次の世代に残していく
2・若者や女性が住みたくなる地域づくり
3・地域の宝を活かした、創造性や文化、歴史を感じられる観光振興
4・防災・減災対策・危機管理の強化
5・核兵器廃絶、恒久平和に向けた取り組みの前進
を掲げ、政策の実現に意欲を示しています。

テレビ新広島
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