大雨で鹿児島県姶良市と同じく大きな被害がでた鹿児島県霧島市では9日、市長選が告示されました。

災害に強い街作りも大きな争点になりそうです。

任期満了にともなう霧島市長選に立候補したのは、届け出順に新人で元市議会議員の山田龍治さんと新人で元市議会議員の今吉直樹さん、現職で3期目を目指す中重真一さんの、いずれも無所属の3人です。

雨の中行われた3つの陣営の出陣式。

霧島市では3カ月前の豪雨で、内水氾濫による家屋の浸水や各地で土砂崩れも相次ぎ、復旧作業が終わっていない場所もあります。

そんな中、選挙戦では防災をめぐる取り組みも争点の一つとなっていて、各候補者の考えを聞きました。

無所属・新 山田龍治候補
「雨量がどういう時にどういう対応をするかをしっかりマニュアル化して、市が積極的にソフト、人を育てて、そのあとにハードをしていかないと、災害が起きるたびにハードを強化していくとお金がいくらでもかかる」

無所属・新 今吉直樹候補
「食料や資材の備蓄、これは当たり前のこと、でもそれが一部できていなかった。地域のつながりや防災の知識を持った人づくり、市民団体や民間団体との有事に対する備えをしていかなければならない」

無所属・現 中重真一候補
「整備をしっかりとスピード感を持って進めていくこと。国交省ともウェブ会議等を行い、雨水管理総合計画や下水道事業を使ったもの以外の事業も導入できないか、協議を進めているので、災害に強いまちづくりを進めていく」

霧島市長選挙は11月16日投開票です。

鹿児島テレビ
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