新米の販売が始まった。佐賀県のブランド米「さがびより」は、JAの前払い金が去年の2倍となったことから販売価格への影響が懸念されていたが、去年並みの5キロ5000円台で販売がスタートした。
去年との価格差は100円ほど
佐賀市のスーパーモリナガ南佐賀店で販売が始まった佐賀のブランド米「さがびより」。今年収穫されたばかりの新米が店頭に並んだ。

販売価格は5キロあたり5055円。去年より約100円高い価格にとどまっているということだが、5000円台での販売となった。

売り場を訪れた買い物客の反応は…。

買い物客:
前からすると高くなっているが仕方ないと思う

買い物客:
普段さがびよりを食べていたが、こんなに高くなったのでちょっと考えている
約2倍の前払い金が懸念されたが…
コメの価格をめぐっては、安定供給を目的にJAがコメを買い取るときに農家に一時的に渡す前払金が「さがびより」では2万9500円と去年の約2倍。このため販売価格への影響が懸念されていたが、去年並みの価格での販売スタートとなった。

佐賀県では、今年は災害による被害もなく生育状況は良いという。スーパーの担当者もコメの安定供給を目指していきたいと話す。

スーパーモリナガ南佐賀店 山崎豊店長:
新米なのでつやがあり、みずみずしいコメになっているので、おいしくいただけると思う。おいしいコメを安定して私たちも供給していけたらなと思う
始まったばかりの今年の新米の販売。依然として高値が続く中、今後の価格の推移が注目される。
