俳優や歌手、キャラクターを応援するなどの活動を示す「推し活」。

さまざまな場所で耳にする機会も増えたが、その一種で「ぬい活」というものがあり、大分県内でも広がりを見せているという。

美術館やホテルなどを取材した。

10月13日まで半年間に渡って開催された大阪・関西万博です。公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズの中でもぬいぐるみは特に人気だった。

会場では「ミャクミャク」のぬいぐるみを持ち歩いたり、一緒に写真を撮る人たちの姿が…これも「ぬい活」である。


「ぬい活」とは「ぬいぐるみ活動」を略した言葉で、キャラクターを応援するなどの「推し活」の一種である。

県内で広がる「ぬい活」
県内で広がる「ぬい活」
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県立美術館では閉館後にぬいぐるみたちが「お泊り会」

心のよりどころとなっているぬいぐるみをファッションとして身に着けたり、一緒に写真を撮る「ぬい活」。県内でも広がりを見せている。

県立美術館では「お泊り会」では持ち主から預けられたぬいぐるみたちが1週間滞在。

館内を巡って写真撮影が行われた。

県立美術館でぬいぐるみたちが「お泊り会」
県立美術館でぬいぐるみたちが「お泊り会」

スタジアムの観客席にずらりと並ぶマスコットキャラクター

また、こんなところでも「ぬい活」が…。大分トリニータの試合で観客席にずらりと並べられているぬいぐるみはマスコットキャラクター「二―タン」。

サポーターたちがぬいぐるみ用の席を購入して置いているという。

ホーム戦だけではなくアウェー戦でもニータンが観客席に並べられ、トリニータの試合の名物となっているという。

大分フットボールクラブの吉門恵美さんは「二―タンのぬいぐるみを見て、トリニータを知らない人とか相手チームの人とかも『二―タン可愛い、二―タン気になる』といってホームに来てくれたり、そこからトリニータのことを知ってくれたりする人もたくさんいるのですごく宣伝効果になっている」と述べた。

観客席にずらりと並ぶニータン
観客席にずらりと並ぶニータン

ホテルで始まった「ぬい活」のための新サービス

さらに「ぬい活」のためのこんなサービスも。

大分市のホテルで新たに始まったプランでは自分のお気に入りのぬいぐるみと同じパジャマで一緒の部屋で寝ることができる。

10月からこのホテルで始まった「ぬい活」のための新サービス。

客室料金に300円を追加すれば、ぬいぐるみ専用のベッドを設置できるという。

東横イン大分駅前で取材をするTOS刀祢優月記者
東横イン大分駅前で取材をするTOS刀祢優月記者

東横イン大分駅前の実崎笑子支配人は「まだプランを出したばかりだが問い合わせが多く、先の予約もある状況、手軽なお値段でお気に入りのぬいぐるみと一緒に泊まるプランなので、ぜひ一度利用ほしい」と話した。

県内でも広がる「ぬい活」。

色々な場所でぬいぐるみと一緒に過ごす人たちの姿を見かけることができそうだ。

大分市中心部
大分市中心部
テレビ大分
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