訴状の提出など民事裁判の手続きが21日から全面的にデジタル化されました。大分簡易裁判所には早速、オンラインでの訴状の申請があったということです。
改正民事訴訟法が全面施行され、21日からは紙や対面でのやりとりが基本となっていた民事裁判で、当事者が一度も裁判所に足を運ばなくても、提訴から判決までオンラインで完結させることが可能になりました。
手続きは裁判所のシステム「mints」で行い裁判に関わる資料を閲覧・ダウンロード出来ます。当事者が、弁護士に依頼せず自分で提訴する場合は、これまで通り対面で訴状を提出することも認められています。
今回のデジタル化、弁護士は、裁判がより身近なものになると期待する一方懸念点もあると指摘します。
◆平松まゆき弁護士
「裁判所に行ってまずどこの窓口で何をしたらいいのかというところから調べないといけなかったがウェブになることによって確実に司法サービスへのアクセスはしやすくなると思う。どこまでセキュリティ対策をしてくれているのか、 漏えいの危険は一切ないのかというところはこれからの課題」
今後、刑事手続きについても2027年3月までにデジタル化が行われる予定です。
改めて今回のデジタル化のポイントです。
デジタル化で民事裁判では裁判所に行かずに提訴から判決文の入手までオンライン上で出来るようになりました。
手続きは「mints」という裁判所のシステムで行い裁判の当事者や弁護士は全ての記録を閲覧・ダウンロードできます。利用には「mints」への事前登録が必要です。
また、これまで当事者以外が裁判の資料を閲覧したい場合、審理が行われている裁判所に出向く必要がありましたがきょうからは「mints」上で申請して最寄りの裁判所に行けば資料を閲覧できるようになりました。ただ、20日までに提訴された裁判についてはオンラインでの閲覧は出来ません。
大分簡易裁判所には21日午後3時までにオンラインで1件の訴状が提出され受理されました。手続きは便利になりましたがセキュリティー面は十分なのかなど今後注視していく必要があります