対面での首脳外交デビューです。
高市首相は、訪問先のマレーシアでASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳との会議に出席しています。
最新情報について、クアラルンプールの会場からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。
会議は日本時間の26日午後5時過ぎに始まり、高市首相は英語でのスピーチを披露しました。
当初は日本語で用意したスピーチですが、自ら英語を使う判断をしたということです。
会議場に入った高市首相は各首脳の座席を一人ずつ回って笑顔で握手を交わしました。
スピーチでは、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、日本外交の柱として「自由で開かれたインド太平洋」を推進し、進化させる方針を伝えました。
また、その要となるASEANとの連携強化を確認する見通しです。
共同声明では、法の支配に基づく国際秩序の重要性を盛り込む方向です。
これに先立ち、高市首相は現地の日本人墓地で献花したほか、フィリピンのマルコス大統領と会談しました。
高市首相:
とてもいい会談だった。経済的な協力だけでなく安全保障面での協力も確認し合えた。
この後、オーストラリアとも個別に会談し、26日夜に帰国の途につきますが、27日からは「外交ウィークの本丸」トランプ大統領が来日する予定で信頼関係を深められるか注目されます。