初外遊のマレーシア訪問の日程を終えた高市首相が26日、現地で記者団に対し、「各国の首脳との間で信頼関係をしっかり構築することができた」として、「非常に有意義だった」と成果を語った。
ASEAN(東南アジア諸国連合)各国との首脳会談など、マレーシアでの外交日程を終えた高市首相は、クアラルンプールで記者団の取材に応じた。
この中で、「各国の首脳との間で、今後の協力の基礎となる信頼関係をしっかり構築することができた」と成果を強調した。
また、「世界の成長センターでもあるASEAN諸国との連携強化を確認できたので、非常に有意義だった。これからの日本の経済成長にとっても、非常に大きな意義がある」とした上で、「日本とASEANが、ともに強く豊かになるための取り組みを強力に進めていきたい」との考えを示した。
出席したAZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)首脳会合については、「脱炭素経済成長とエネルギー安全保障を同時に実現し、多様な道筋でのネット・ゼロに向けた協力の重要性を確認した」などと説明した。
そして、帰国後の28日に予定されているトランプ大統領との首脳会談については、「しっかりと大切な同盟国との関係を強化していきたい」と述べた。