世界最古の演劇とされる日本の伝統芸能「能楽」の魅力を伝える展示会が福井市立郷土歴史博物館で開かれています。
会場には室町から明治にかけての能面や衣装など合わせて約90点が展示されています。能楽の原型は室町時代に形作られ、江戸時代には幕府の行事で演じられる「式楽」として地位が高まりました。
こちらは国の重要文化財に指定されている装束。金箔でシダレザクラが全面にあしらわれその繊細さや豪華さ、そして模様の配置は、華やかな桃山文化特有のものです。
また、越前・松平家で使われてきた装束や能面も初めて公開されています。
企画展は福井市立郷土歴史博物館で11月24日まで開かれています。