北朝鮮がAPEC首脳会議を前に、約5カ月ぶりに弾道ミサイルを発射しました。
韓国軍合同参謀本部によりますと、北朝鮮は22日午前8時10分ごろ、平壌近郊の黄海北道・中和一帯から、短距離弾道ミサイル数発を発射し、約350キロほど飛行しました。
韓国の聯合ニュースは、ミサイルが内陸に着弾したと伝えました。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、ことし5月以来、約5カ月ぶりです。
北朝鮮は10月10日に大規模な軍事パレードを行い、新型のICBM=大陸間弾道ミサイル「火星20型」を公開するなど、開発成果のアピールを続けています。
10月末に韓国で開かれるAPEC首脳会議に合わせ、アメリカのトランプ大統領や中国の習近平国家主席が訪韓する予定で、北朝鮮は軍事力を誇示し、存在感を高めようとする狙いがあるとみられます。
(フジテレビ国際取材部)