今から37年前の1988年に、アメリカの連邦議会で働いていた高市早苗首相。
FNNは、当時の高市首相を知る人たちに話を伺うことができた。
元同僚の女性は、「息子が高市首相に夢中になっていた」と語ってくれた。

イタリア・メローニ首相も祝意、中国もトップニュースで報道

日本初の女性首相誕生に、3年前にイタリア初の女性首相に就任したメローニ首相は、SNSで心からの祝意を表明した。

中国国営テレビもトップニュースで報道
中国国営テレビもトップニュースで報道
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一方、中国国営テレビは、22日朝のトップニュースで「日本維新の会を取り込むことで首相になったが、自民・維新両党の間にはまだ意見の相違があり、国会でも過半数に至っておらず、今後の政権運営は厳しいものになるだろう」と伝えた。

また、これまで女性が大統領に選ばれたことがないアメリカでは、CNNが「歴史的に男性中心の日本にとって画期的な出来事となった」などと報じている。

高市首相の就任は、アメリカ・ワシントンでも大きな話題となっている。

高市首相について語るワシントンの人々
高市首相について語るワシントンの人々

ワシントンの人々は、「(高市氏は)とても保守的だと聞いています。日米関係を重視しているとも聞いている」、「 彼女のリーダーシップの下、日本が今後どのように発展していくのか楽しみです」などと話した。

高市首相のアメリカ“下積み”時代を元同僚が証言

37年前、アメリカ連邦議会の議員事務所で下積み時代を過ごしていた高市首相。
取材班は、バージニア州に住む元同僚、バーサ・ラムロウさんを訪ね、当時の話を伺った。

高市首相の元同僚、バーサ・ラムロウさん
高市首相の元同僚、バーサ・ラムロウさん

高市首相の元同僚、バーサ・ラムロウさん:
彼女は1988年1月にオフィスに来ました。彼女は本当に素晴らしい若い女性でした。当時からとても賢くて自信に満ちていて、自己中心的ではなく、とても親切で思いやりがありました。

コロラド州選出として初めての女性下院議員となったパトリシア・シュローダー氏の事務所で、1987年から1989年にかけて働いていた高市首相。
真面目で優しく、笑顔を絶やさないその姿は、多くのスタッフを魅了し、ラムロウさんの息子は恋に落ちたという。

ラムロウさんの当時17歳の息子が高市首相に夢中だったと話す
ラムロウさんの当時17歳の息子が高市首相に夢中だったと話す

高市首相の元同僚、バーサ・ラムロウさん:
当時息子のエリックは17歳で、彼女(高市首相)は27歳。エリックはまだ高校生だったけど、彼は恋に落ちた。彼女に夢中になってたわ。

1995年に高市首相から贈られたという本
1995年に高市首相から贈られたという本

ラムロウさんが今も大切にしているものは、高市首相が初当選から2年後の1995年に贈られたメッセージ付きの本。

高市首相の元同僚、バーサ・ラムロウさん:
彼女の幸運を祈っています。そして彼女が何をするにせよ、これからも成功し、日本の人々のために働き、生活をより良くしてくれると確信しています。

一方、別の元同僚は高市首相が愛した食べ物を明かしてくれた。

高市首相の元同僚、キップ・シェルーテスさん
高市首相の元同僚、キップ・シェルーテスさん

高市首相の元同僚、キップ・シェルーテスさん:
私はいつも早苗さんとピーナッツバターを結びつけて思い出します。なんといっても早苗さんは日本にピーナッツバターを持ち帰ったんです。だから私が彼女を最も強く覚えているのは、ピーナッツバターが大好物だったという点です。

高市首相は、26日からマレーシアで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)の関連会議に出席、帰国後は来日するトランプ大統領との日米首脳会談に臨むなど、就任早々、外交手腕が問われることになる。
(「イット!」10月22日放送より)

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