自民と維新の新たな連立について、野党は合意文書の内容などを批判している。

立憲民主党・野田代表
自民党と、我々立憲との綱の引き合いだったんですけれど、残念ながら敗れてしまった。

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自民と維新の連立を巡り、立憲の野田代表は「対立軸として中道路線をしっかりと提示できる環境になった」とも述べた。

一方、国民民主党の玉木代表は「与野党をあげて物価高騰対策に速やかに取り組む政権であってほしい」と述べ、政策により協力する姿勢を示しつつ、自民と維新の合意文書についてほとんどが“検討する”にとどまっていると指摘した。

国民民主党・玉木代表
ほとんどの(合意)項目が「目指す」それにむけた「協議体の設置」と(なっている)。具体的にどこまで進んでいくか引き続き注視していきたい。

「政治とカネ」や「定数削減」に批判も

自民党との連立から離脱する公明党の斉藤代表も合意文書に言及した。

公明党・斉藤代表
まず残念だったのは、いわゆる政治とカネの問題についてほとんど何も決められていない。

さらに、「不記載問題について疑念の払拭を図るという努力の姿勢が何も示されていない」と述べ、議員定数の削減に対しても「臨時国会で決めるのはあまりに拙速だ」と指摘した。

定数削減については共産党の小池書記局長も「少数政党を排除し、多様な民意の反映を一層、困難にする」などと批判した。

(フジテレビ政治部)

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総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。