人吉市にある老舗 球磨焼酎メーカー高橋酒造がウイスキー事業に参入し16日、蒸留所の開所式がありました。
高橋酒造は人吉市にある閉校した旧田野小学校を『田野蒸溜所』として再生させウイスキーの生産を始めます。
16日は、開所式が行われ関係者、約100人が参加。
高橋 光宏 社長らがテープカットを行い開所を祝いました。
高橋酒造では、焼酎造りで磨き上げた発酵や蒸溜の技術を生かし世界的に評価を高めているジャパニーズウイスキー事業に参入。
観光や雇用創出、地域活性化にも貢献したいとしています。
旧田野小学校の校舎と体育館は貯蔵庫と蒸溜所として活用し蒸溜所にはスコットランド製の蒸溜器と発酵タンクなどを設置。
ウイスキーの原酒は樽に詰められたあと、3年・5年・10年と長い期間熟成され、シングルモルトウイスキーとして商品化されるということです。
【高橋酒造 高橋 良輔 常務】
「田野の四季折々の表情を映し出した繊細な物から複雑なものまで表現できればと思う」
高橋酒造は、「来年春ごろ一般客が見学できるように準備したい」としています。