日本人女性の9人に1人が乳がんにかかるとされるなか、10月は乳がんの早期発見、治療を啓発するピンクリボン月間です。
プロバスケットボールりそなグループB1リーグ長崎ヴェルカの15日夜のホーム戦で元NBA選手のジョンソン選手が乳がんでこの世を去った母に勝利を捧げました。
ファン・ブースターもヴェルカの選手たちもピンクに身を包みました。
15日のシーホース三河戦は乳がんの早期発見、治療を啓発する「ROCK THE PINK DAY」。
クラブの社会貢献活動 「VELCARES」の一環です。
ヴェルカに今季、加入した元NBA選手、スタンリー=ジョンソン選手は2015年、19歳のときに母親を乳がんで亡くしました。
特別な思いを込めて臨んだ試合、前半だけで18得点を挙げます。
1点差で折り返した(長崎42-41三河)第3クォーターにはジョンソン選手が3本のスリーポイントをヒット!
ここまでに7本のスリーを沈め、三河を突き放します。
ヴェルカは107対82で完勝し、4連勝。
ジョンソン選手はひとりで37得点と異次元の活躍でMVPも獲得し、乳がんと戦う患者に勇気を贈りました。
スタンリー・ジョンソン選手
「すばらしい夜になったのは、いまでもそばに母がいるからだと思っているし、とてもシュートが入るとは説明できない場面でシュートが入ったことは母に手伝ってもらえた気がする」
ヴェルカの次節は18日と19日、アウェーでサンロッカーズ渋谷と対戦します。