民間の信用調査会社・東京商工リサーチ長野支店によりますと、長野市で美容室を経営する「リング」が10月6日付で、長野地裁より破産開始決定を受けていたことが分かりました。
「リング」は2002年に創業設立され、長野市と上田市の市街地で「ring」の屋号で美容室を経営し、顧客の髪質に沿ったスタイルの提供に強みを持ち、一定の固定客を抱えていました。
しかし、以前より同業他社との競合激化などから業績不振が続いていて、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う事業環境の悪化もあり、2024年8月期の売上高は約5900万円にとどまっていました。
採算も安定していなかったことから資金繰りも悪化し、代表者の急逝も重なったことで今後の見通しが立たず、2024年8月末に事業を停止し、今回の措置に至ったということです。
負債は約6600万円とみられています。