26年間続いた自公連立政権が公明党の離脱により終止符が打たれることになりました。県内選出の国会議員からも戸惑いの声があがっています。
支援者:
大変ですね
自民党(比例東海ブロック)深澤陽一 衆院議員:
大変です、頑張ります
3連休最終日の13日、静岡市清水区で開かれた縁日に姿を見せたのは自民党の深澤陽一 衆院議員です。
2024年10月の衆院選小選挙区で国民民主党の田中健 氏に僅差で敗北して以降、地道な地元回りに精を出している深澤氏。
支援者からは気にかける声がかかります。
支援者:
大変ですね、どうなっちゃうんでしょうね。せっかく高市さんが総裁になって盛り上がりかけてきているのに。そこはもっと盛り上がってもらって
自民党(比例東海ブロック)深澤陽一 衆院議員:
なんでも協力してお互いを慮ってやります
自民党・高市早苗 総裁:
一方的に連立政権からの離脱を伝えられました
公明党・斉藤鉄夫 代表:
自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることとしたい
26年間にわたる自公連立政権から離脱することになった公明党。
国政選挙での協力関係も“いったん白紙”となりました。
これまで公明党から推薦や支援を受けていた深澤さんは。
自民党(比例東海ブロック)深澤陽一 衆院議員:
公明党の選挙にあたっての推薦・支援はアテにできていた部分だが、それがなくなってしまった。残念ながら現時点では(連立)解消だが、私がやることは誠意をもって対応するこれしかない
一方、公明党県本部の上田勇 代表は。
公明党県本部・上田勇 代表:
(選挙協力は)県・地域の判断ということだったので、私たちも県内のそれぞれの総支部や地域の意見をしっかりと受け止めて対応していきたい。これまで選挙協力の中で、信頼・人間関係も生まれてきたので、十分考慮しながら対応し、検討していく
そして14日、県選出の自民党の国会議員が公明党との今後の選挙協力について都内で会議を開きました。
自民党県連・井林辰憲 会長:
静岡県内ではこれまで自民党と公明党は良い関係だったので、これからもその関係を維持して静岡県発展のために頑張っていく、その方向で取り組んでいこうと合意した
今後、公明党県本部と協議をしていく方針です。
そしていま、注目が集まっているのが野党一本化への動きです。
13日に開かれた国民民主党県連の会議でも議題にあがりました。
国民民主党県連・田中健 会長:
政策重視を党が掲げて多くの皆さんから支持を得たので、ブレずにその姿勢で進めてほしいという反応と声があった
そして、つい先ほどまで行われていたのが石破首相の後任を決める首相指名選挙をめぐる立憲・維新・国民民主の幹事長会談です。
会談では15日、3党の党首で会談を実施することを決定しました。
安保法制や原発政策など、それぞれの党で考えの違う懸念点について協議をさらに詰めていく方針です。
立憲民主党・安住淳 幹事長:
政権を取る場合の党の枠組みについてイメージをしてほしいということだった。どういう枠組みで行くのかは野田代表から玉木、藤田両代表に示してほしいということだった
一方で、14日午後には自民と国民の幹事長会談も行われました。
来週前半とも言われる首相指名選挙に向け、与野党とも駆け引きが本格化しています。