日本維新の会の吉村代表は14日の取材で、公明党が自民党との連立から離脱すると表明したことについて、「公明党として重い決断したなと思う」と述べつつ、自民党と公明党との“価値観の違い”を指摘し、「よかったと思う。ある意味すっきりした」と話した。

また自民党の高市総裁に対し、「主張していること、“高市さんらしさ”を思い切って、やり切ったほうがいい」と述べた。

維新 吉村代表
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■吉村代表の発言内容 詳細は

維新 吉村代表:公明党として重い決断したなというふうに思っています。

公明党と自民党というのはかなり強い結束で結ばれていて、特に選挙においては、双方強いですから、“持ちつ、持たれつ”の関係で、この間20年以上連立を組んできた。

それを離脱するというのは、非常に重い決断をされたと思っています。

ただ僕はそれは、“よかった”とも思っています。

公明党から見て、例えば外国人政策であったり、靖国の話であったり、あるいは『政治とカネ』の話であったり、そういった部分について根本的な考え方が違う、価値観が違うのに、“選挙のために無理やりくっつく”というのは、それは公明党の支持者の方から見てもやっぱり納得いかなかった部分が多かったんだろうと思います。

維新 吉村代表:基本的な価値観、考え方が大きく違うのであれば、選挙のために有利だからといって、連立を組むんじゃなくて。

やっぱりそれぞれの政党の価値観に基づいて『これから行動していきます』というのは、僕はある意味すっきりしたと思っています。

公明党も公明党の価値観のもとでこれから政治活動をし、そして自民党もやはり特に高市さん。

総裁になった中で、高市さんが主張していることを“高市さんらしさ”、そういったものを僕は思い切って、総裁になったんだからやり切ったほうがいいというふうに思っています。

維新 吉村代表:お互いが価値観が大きく違うのに、選挙のためにくっついて、何か物事が、不満ばかり残るようなやり方っていうのは、よくないと。

それぞれ有権者・国民から見ても判断しやすくなったんだとは思います。最後はやっぱり有権者・国民が主権者ですから、有権者・国民=主権者から見て、この大きく価値観が違うところが選挙一緒になっているということに対して、それぞれがそれぞれの党のよさを発揮していく方がいいと思うし、有権者も選びやすいと思います。

(Q.選挙という意味では小選挙区で何か変わってくることがあるか?)
維新 吉村代表:維新は、これまで僕の市長選挙もそうですけど、“維新対それ以外”で全部でやってきましたから。

自民党とも公明党等も戦ってきましたんで、険しい道もここまで歩んできて、今ここまで来ていますから。

『選挙どうこう』というよりは、僕はやっぱり有権者とか最後投票してくれる人を信じて、公約を実現するということを政治家として、これからも大切にしていきたいと思います。

関西テレビ
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