国産木材の魅力を高め、利用促進につなげようと設けられている「日本ウッドデザイン賞」で、島根県産の木材を活用した移動型居住施設・トレーラーハウスの受賞が決まりました。
「日本ウッドデザイン賞」を受賞したのは、TSKさんいん中央テレビが事業主体となって展開するトレーラーハウス「HUX」です。
日本ウッドデザイン賞は、国内の木材利用を促進しようと創設された顕彰制度で、11回目となる今回、約330点の応募の中から200点余りの受賞作品が選ばれました。
このうち「HUX」は、宿泊施設のほか、災害時の仮設住宅としてトレーラーハウスのニーズが高まる中、地元業者と連携して2025年5月に製造をスタート。
島根県産の木材を活用してスタイリッシュな空間を作り出し、住居だけにとどまらず、オフィスや店舗などにも活用できるのが特徴だということです。
県産材の活用の幅が広がることで、林業をはじめとする地域産業の活性化につながることも期待されています。
今後、最終審査が行われたあと、11月10日に最優秀賞や優秀賞が発表されることになっています。