島根県や県警察本部などが主催した犯罪防止啓発ポスターのコンクールで、担当者のミスにより作品の一部が選考対象から漏れたことが分かり、14日に県などが不適切な事務処理だったとして謝罪しました。

島根県などの説明によると、ミスが発覚したのは島根県や県警本部などが主催する犯罪防止や防犯意識の向上をテーマとした啓発ポスターのコンクールで、津和野町と吉賀町の中学校2校から22作品が提出されたものの、担当者のミスにより期限までに県警本部に送られず、入賞作の選考審査から漏れていたということです。

提出された作品の管理を担当していた津和野警察署の30代の男性巡査長が、9月5日だった締め切り日を他のコンクールの締め切り日と勘違いした上、さらにその締め切りも失念して警察本部への送付が遅れ、入賞作品の選考がすでに終わっていた10月7日に届いたことから今回のミスが発覚したということです。

警察は中学校に謝罪した上で、22点の作品全てが応募要件を満たしていたことから県から参加賞を贈るほか、生徒の理解が得られれば応募作品を広報活動に活用したいとしています。

県と警察は、業務が担当者任せになっていたことや業務の重要性の認識が欠けていたことが原因であるとし、情報共有の徹底、締め切りの周知や提出状況の確認をして再発防止にあたるとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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