最先端のデジタル技術が集結する国内最大の展示会「CEATEC 2025」が14日、開幕します。
2025年は“暮らしの中に溶け込んだAI”が続々と登場しています。
三菱電機が開発したリアルな映像を空中に映し出す技術「Ciel Vision」。
回転するペットボトルや缶を手で触れようとしてもつかむことができません。
将来的には、高速道路に仮想のゲートを出すことで、ドライバーの逆走防ぐことなどへの応用を目指しています。
三菱電機先端技術総合研究所・諏訪勝重さん:
私たちは、この空中映像を街中の至るところに、当たり前のようにある世界を実現したいと思い「Ciel Vision」を開発した。
村田製作所が開発した取り外し可能なマスク型のマイク「mask voice clip」。
人が話したときの振動を記録し、声だけをきれいに拾うことで、騒音のある場所でのWEB会議などに役立てたいとしています。
そして最新技術は美容や健康にも。
花王やアットコスメを運営するアイスタイルなどが連携し提案するのは、皮脂の中に含まれるRNAを解析し、肌や体の状態をモニタリングする技術。
一人一人に最適な製品やケア方法をサポートすることが可能になるといいます。
RNAコンソーシアム(花王)・庭野悠さん:
今マーケットを見ると本当にいろんな化粧品があって、客観的なエビデンスベースの物差しをつくることができれば、健康できれいに生きていくための確かな解を見つけやすくなる。こんな世界を提案できれば。
最新技術をより身近なものに。
経済発展と社会課題解決の両方を目指す「CEATEC 2025」は、14日から4日間、千葉県の幕張メッセで開催されます。