10月13日(月・祝)に行われた学生駅伝の開幕戦、第37回出雲駅伝。
<第37回 出雲全日本大学選抜駅伝競走(島根・出雲市)全6区間、45.1km>
10月の出雲、11月の全日本、1月の箱根と続く学生三大駅伝において出場する各校が新チームで挑む最初の大一番!全6区間、45.1kmのコースは激しい順位変動が起こるスピード駅伝。
今大会も序盤から順位が入れ替わる大混戦の展開となった。
◆結果◆
1位 國學院大學
2位 早稲田大学
3位 創価大学
4位 IVYリーグ選抜
5位 駒澤大学
6位 城西大学
7位 青山学院大学
8位 帝京大学
9位 東洋大学
10位 中央大学
◇1区・8.0km(出雲神社正面鳥居前〜出雲市役所・JAしまね前)
スタート時の気温が25.9度、湿度も69%という天候の中、序盤は平年より速い入りとなる。
先頭集団の國學院・青木瑠郁が後半仕掛けるが、中央・岡田開成がラストスパートで一気に抜け出し、首位通過。
※区間賞・岡田開成(中央大学・2年、23分28秒)
◇2区・5.8km(出雲市役所・JAしまね前〜ゆめタウン斐川前)
このコースでもっとも短い区間の2区。
駒澤・帰山侑大がすぐさま中央・濵口大和を抜き一時トップに躍り出るが、10位でスタートした早稲田・キャプテン山口智規が9人のごぼう抜きで首位通過。
※区間賞・山口智規(早稲田大学・4年、15分57秒)
◇3区・8.5km(ゆめタウン斐川前〜JAラピタひらた店前)
エース区間と呼ばれる3区。
早稲田・鈴木琉胤は首位をキープしていたが、最後は城西・ヴィクター キムタイが追い上げて3年連続の区間賞。
※区間賞・ヴィクター キムタイ(城西大学・4年、23分40秒)
◇4区・6.2km(JAラピタひらた店前〜鳶巣コミュニティーセンター前)
レースも中盤から後半へ。距離こそ短いが終盤まで緩やかな上り坂が続き安定感のある走りが求められる。
順位はまたも変動、ここまで全ての中継所で順位が入れ替わる中、國學院・辻原輝が区間新記録を達成。首位に躍り出る。
※区間賞・辻原輝(國學院大學・3年、17分20秒)
◇5区・6.4km(鳶巣コミュニティーセンター前〜島根ワイナリー前)
細かいアップダウンが何度も続く第5区。
首位の國學院に早稲田、アイビーリーグ選抜、城西、創価と続く展開も國學院・高山豪起が首位を独走、4区以降は引き続き首位をキープする。
※区間賞・塩出翔太(青山学院大学・4年、17分54秒)
◇6区・10.2km(島根ワイナリー前〜出雲ドーム前)
過去に13度も逆転劇を生んでいる最終6区だが、トップでタスキを受け取った國學院・キャプテン上原琉翔は首位を独走。
IVYリーグ選抜をかわし、2位に浮上した早稲田・工藤慎作に38秒差をつけフィニッシュ。
國學院大學が学生三大駅伝開幕戦の出雲連覇を達成した。
※区間賞・黒田朝日(青山学院大学・4年、29分15秒)