輪島市町野町で今年7月に開局した臨時災害放送局・まちのラジオ。
開局へ向けてサポートしてくれた宮城県の住民に感謝するためメンバーが12日、女川町を訪れました。
宮城県女川町で12日行われた「おながわ秋の収穫祭」。
女川は全国有数のサンマの水揚げを誇ります。
そのステージイベントに登壇したのが…
MC:
「山下さん、本谷さん!」
「はい、宜しくお願いします」
「今日輪島から来てくれました」
まちのラジオの山下祐介さんと本谷悠樹さんです。
「ラジオの前のみなさん、こんにちは!」
今年7月、輪島市町野町に北陸初の臨時災害放送局として開局したまちのラジオ。
メンバーは全員、放送業務を経験したことがありませんでした。
そこでメンバーたちが訪れたのは東日本大震災が発生した時に宮城県女川町で臨時災害放送局を運営していた「女川さいがいFM」です。
「すごい急に不安になって声が小さくなったりとか」
「一人で喋っているとダラダラと間延びした感じの放送になっちゃう」
およそ一週間にわたり開局に向けた研修をうけました。
さらに、町民の家にホームステイさせてもらうなど被災地同士、絆を深めてきました。
今回、女川を訪れたのは「まちのラジオ」を開局できた感謝の気持ちを伝えるためです。
本谷悠樹さん:
「希望がわきました、僕らも震災を受けてちょっと経ってなんだかみんな元気がなかったり、未来が不安だったりするんですけど、やっぱり同じような状況を経てこれだけみんなが集まれていることが、こうなるべきなんだなというのを思い知らせてくれました」
山下祐介さん:
「女川町に住んでいない方々も一緒になってこうやって盛り上がって多くの方が来てくれている。まさに自分たちもこういった町をこれから目指していきたいなと思っているので、本当に勇気づけられますし、参考になることは盗む勢いで参考にしていきたいと思います」