13日、閉幕日を迎えた大阪・関西万博。
午後4時から、フィナーレを飾るイベント「フラッグパレード」が行われ、参加した158の国や地域などの色とりどりの万国旗を手にした隊列が、場内を更新しました。
パレードではダンスパフォーマンスなどが行われ、万博スペシャルサポーターのハローキティやくまモンなども参加。
約1.4kmを練り歩き、来場者に184日間の感謝を伝えました。
ついに最終日を迎えた13日の午前5時半。
夢洲に始発の列車が到着し、東ゲート前は大混雑に。
並んでいた人に話を聞くと、「(Q.何回目?)ぼくが20回目」「私が18回」「(Q.いつから並んでいる?)前日12日の11時半から並んだ」「きょうは最後の力を振り絞って楽しむしかない。もう“万博ロス”。たぶん帰るとき泣いている」などと話していました。
そしてそのころ、閉幕の日を迎えた早朝の万博会場では、イベントが。
「フレンドシップリング」では、大屋根リングに集まった各国のスタッフらが手をつなぎ、輪を作って閉幕を祝いました。
そして、午前8時40分。
ゲートが開き、早速走っていく人の姿もありました。
来場者:
30回以上万博に来ているが、今日で最後なんだと涙が出てきた。
開幕当初は来場者が伸び悩みましたが、最終週には1日20万人以上が訪れ、一般来場者は2500万人を突破。
最終日の13日も、開場後たちまちパビリオン前に大行列ができるなど、大混雑となりました。
その会場内では、最終日ならではの光景も見られました。
29の国と地域が参加する共同館・コモンズ-Bの窓ガラスには、12日までなかったメッセージがびっしりと書かれていました。
さらに、電力館の壁には来場者などによる寄せ書きが。
また、開催日数を毎日カウントダウンしてきたディスプレーに表示された「LAST DAY」を撮影する人垣ができていました。
さまざまなハプニングも起きた万博。
パビリオンの工事が中断し、開幕から3カ月遅れでのオープンとなったネパール館では、急きょ福袋の販売をスタート。
ネパール館の担当者は「短い開催期間だったので、お客さまに何かおわびというか…。朝からものすごい数購入してもらって。(「福袋」の中身は?)秘密です、買ってもらってのお楽しみ」と話していました。
最終日の13日は石破首相も会場を訪れ、ミャクミャクに感謝状を贈りました。
石破首相:
ミャクミャクはこれからもみんなの前に来てくれるよね。
ミャクミャク:
は~い!またみんなに会いたいな。
そして午後2時、閉会式が行われ、名誉総裁を務める秋篠宮さまが「これからも世界が手を携え、『いのち輝く未来社会』を創り上げていくことを期待しております」と、おことばを述べられました。
184日間の会期を終え閉幕する大阪・関西万博。
大阪府・吉村知事:
6カ月間、世界が1つになりました。またいつの日か、ここ日本で万博をやりましょう。
会場ではこのあと花火が打ち上げられ、ショーが行われるなど、フィナーレを飾るイベントが予定されています。