コンサートや演劇などの公演を手がける仙台市青葉区の「世界芸能」が、業績悪化を受けて事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました。
青葉区国分町のイベント会社・「世界芸能」は、1945年創業でコンサートや演劇を中心に、宮城県をはじめ、東北各地でおよそ1万件以上のイベントを開催してきました。
しかし、コロナ禍によるイベントの中止で業績が悪化し、回復のめどが立たないことから事業を続けていくことを断念しました。
帝国データバンクによりますと、今年4月末時点での負債額は、およそ1億7000万円とみられています。
世界芸能は、ホームページで「多額の借金を抱え、返済のめどが立たない状態となり、自己破産を行うまでになってしまいました。多くの方々にご迷惑をかけることになってしまったこと、心より反省し、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
今後予定されていた12公演は、すべて中止になるということです。